ファンシーパン山の概略と見どころ
概略
ファンシーパン山はインドシナ半島で1番高い山。
✔︎【ファンシーパン山は富士山より約600m低い】
・ファンシーパン山は、標高3143m。
・富士山は標高3776m。
見どころ
✔︎鉄道・ロープーウェイ・ケーブルカーを経由し山頂まで行くことができる。
✔︎一年を通して景色が楽しめる
✔︎標高 2.900 mから山頂の3.143mの間にある様々な寺院や建物を見ることができる
✔︎鉄道・ロープーウェイ・ケーブルカーを経由し山頂まで行くことができる
かつては、山頂まで徒歩で3日間かかっていましたが、現在は、サパ町~ムオンホア谷~ファンシーパン山頂付近を結ぶ3線の鉄道やロープーウェイ、ケーブルカーを使用し、約50分で山頂に行けます。
投資総額は4兆4000億VND(約240億円)とかなりの費用がかかっています。
全長が6293m、出発点と終着点の標高差が1410mで着工当時は世界最長でした。
しかし、同じくベトナムにあるフーコック郡アントイ町とアントイ諸島ホントム島を結ぶ全長7900mのロープーウェイが着工し、ファンシーパン山のロープーウェイは世界で2番目の長さとなっています。ちなみにこれらを手がけるのは、ベトナムの各地の不動産やリゾートを開発している「サンワールド」が運営しています。
✔︎一年を通して景観を楽しめる
どの季節でも様々な景色を楽しめます。
⚫︎春・・・山林一帯に梅や桃の花が咲きほこる。
⚫︎夏・・・天気は涼しい (気温 6 ~ 18 度)。真っ赤なツツジの花、古代バラ、つるバラ、ブルーベリーなどが群生。
⚫︎秋・・・稲が実る季節。まるで絵画のように美しい黄金色の段々畑を眺められる。
⚫︎冬・・・ヨーロッパのようにロマンチックな雪が降るのが見られる。
✔︎標高 2.900 mから山頂の3.143mの間にある様々な寺院や建物を見ることができる
山頂付近には、大仏や観音像、寺院に関する建物が多くあります。中でも目を引くのは高さ21mもある阿弥陀如来の大仏です。とても大きく立派でシンボル的なものですね。
大仏や寺院はもともとは無かったみたいです。ロープーウェイ建築と同時に建設されたようです。数万枚の薄い銅板を特殊な技術で張り付けて造られている大仏は、「青銅の勇敢な阿弥陀如来像」の記録を保持しているだって。
山頂までのアクセス方法は3通り
サパの街中から山頂まで行くには サパ町~ムオンホア谷~ファンシーパン駅〜ファンシーパン山頂 と3つのエリアを経由して行く必要があります。
アクセス方法は3通り
⚫︎登山鉄道→ロープウェイ→ケーブルカー→山頂
⚫︎タクシーorレンタルバイク→ロープーウェイ→ケーブルカー→山頂
⚫︎タクシーorレンタルバイク→ロープーウェイ→徒歩→山頂
一番安く行きたかった私は、⚫︎タクシーorレンタルバイク→ロープーウェイ→徒歩→山頂で行きました。ロープーウェイを降りてから徒歩で山頂を目指すのは、階段ばかりでしんどかったですが、安さを優先しました。山頂付近は天気が変わりやすく、せっかくお金をかけて行っても何も見えないなんてことはざらにあります。私が登った時も霧で何も見えませんでした。高いお金を払っていたら残念すぎます。必要最低限のお金なら後悔も少ないです。
チケットの金額と各エリアの詳細
※日曜の料金は分かりせんでした。すみません。
✔︎平日と休日で料金が違う
✔︎各乗り場毎にチケットを購入できる(もちろん、最初の窓口で鉄道・ケーブルカー・ロープーウェイのチケットをまとめて購入もできる)
↓↓ここからは、下図を参照しながらご覧ください。平日料金で記載しています。↓↓
①ー②サパ駅〜ムオンホア駅まで往復の鉄道・・・150.000ドン(930円)
サパ中心地に位置します。サパの街並みや棚田を見下ろしながらの移動です。鉄道で約10分です。
※タクシーでの移動も可能な区間。
②ー③ムオンホア駅〜ホアリエン駅・・・徒歩数分
ムオンホア駅を出ると、花畑エリアや少数民族サパ族の暮らし(家や民族衣装)の展示をしているエリアがあります。
本物のサパ族かは分かりませんが、衣装を着た方が機織りをしていたり、お線香を作っている様子も見えます。
サパ族の住宅や生活を知ることができ、興味深いエリアとなっています。
③ー④ホアンリエン駅〜ファンシーパン駅までの往復ロープーウェイ・・・680.000ドン(4,216円)
綺麗な棚田を眼科に、美しい景色を見ながらの移動です。どんどんと上がって進んでいくと雲の中を通ります。雲を通り抜けるとうっすらと建物が見えてきます。
※この区間のロープウェイチケットは全員購入必須。
一番の混雑エリアです。行列でロープウェイに乗るまで30分ほど並びました。
ただ待ち時間の間にロープーウェイやケーブルカーの着工過程を映像で見ることができます。
ベトナムの方々が、励まし合いながら寒さを乗り越えて作業をしている様子などがドキュメンタリーっぽく放映されています。当時に思いを馳せながらこれから乗るロープウェイにワクワクしました。
④ー⑤ ファンシーパン駅〜ドクエン駅・・・徒歩数分
この区間には、軽食やレストランのあるフードコート的なエリアがあります。フォーやコーヒー、ピザなどもあります。
また、カッパや手袋、耳当てなど山頂の寒さ対策用の防寒具を販売しています。
⑤ー⑥ドクエン駅〜トラックメイ駅・・・上り150.000ドン(930円)/下り120.000ドン(744円)
ケーブルカーで10分程かかります。
節約したい方はこの区間は徒歩で行くことができます。
徒歩だと上りでゆっくり行って40分弱です。ただこの区間はかなりしんどいです。ほとんど階段です。風は強いし、息は切れる、霧で前が見えにくいなど、、。みんな必死です。
この区間の間に仏像や寺院などの見どころがあるので 上りor下り どちらかは徒歩で行きましょう。
上りの方がしんどいので上りをケーブルカーを使用するのが無難です。
この区間に寺院や仏像などがあります。せっかくファンシーパン山に来たならぜひ行っておきたいスポットです。上りはケーブルカーで行って、下りは徒歩の方が多いです。突風&霧で前見えない&寒いので、防寒対策はしっかりとして行きましょうね。
⑥−⑦トラックメイ駅〜山頂・・・徒歩数分
階段を少し上がったら、数分で山頂に到着です。
無料のベトナム国旗が置いてあるので国旗を持って写真を撮りましょう。
サパの街の天気は良かったですが山頂は霧がかかっており、数メートル先しか見えませんでした。はっきりと景色が見える日は珍しいみたいなので、仕方ないです!!
安く節約して山頂に行きたい方向けのおおすすめルート
✔︎③ー④ホアンリエン駅〜ファンシーパン駅までの往復ロープーウェイ・・・680.000ドン(4216円)は購入必須。
✔︎現地の窓口でチケットを購入するのが一番安い
✔︎土日や休日は追加料金がいるため注意
✔︎チケット売り場は各乗り場毎にあるので、体力に限界を感じたら途中から乗車チケットを購入できる。
節約したい方は、購入するチケットは上記のみでOK。
チケットはKKdayなどで事前に購入もできますが、現地のチケット売り場が一番安いです。
事前購入
【メリット】
・当日にチケットブースに並ばなくてよい
【デメリット】
・日付指定のチケットであるため当日の天気が悪くても予定を変更できない。
⚫︎行き方は、
まずはサパ中心からタクシーに乗車し、②ムンホアン駅まで向かいます。
※レンタルバイクの場合は駐車料金20.000ドン必要
↓
ムンホアン駅でホアンリエン駅〜ファンシーパン駅までの往復ロープーウェイ・・・680.000ドン(4216円)を購入し、徒歩で③ホアンリエン駅まで向かいます。
↓
購入したチケットを提示して③ー④ホアリン駅〜ファンシーパン駅までロープウェイに乗車します。
↓
④ー⑦ファンシーパン駅〜山頂まで徒歩で行きます
私たち夫婦は、ファンシーパン山の他に、棚田を見に行ったり、滝を見に行ったりと行きたい所が多かったのでバイクを150.000ドンで1日レンタルして行きました。
持参物
カッパ・上着・靴
上記3点があればなんとかなります。
私はサパの夏季とされる6月に行きましたが、
ロープーウェイを降りた直後からかなり寒かったです。ウルトラライトダウンを着ました。
また霧がすごく、カッパは必須です。かなり服が濡れます。
駅でも簡易的なカッパを購入できますが、防寒具にもなりますので、ある程度丈夫なカッパは必須です。
サンダルはNGです。足が冷えますので、靴がおすすです。
私はロープウェイを降りてから徒歩で山頂まで行きました。階段がきつすぎてすぐ暑くなり、ダウンは脱ぎましたが、山頂や休憩の時に寒くなるので防寒具は必ず持っていきましょう。またサンダルに靴下を履いていきましたが、靴下はすぐに濡れてしまします。スニーカーが無難です。
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